おろすか、切るか、へし折るか おろすか、切るか、へし折るか⑥ 前ページ 「君、俺が見えるんだろ!? だったら頼むから医者を呼んでくれ!」 幽霊はしきりに、がなりたてる。 しかし、僕は困る。 ――医者を連れてきても、幽霊が見えないと、どうしよう... 2022.12.24 おろすか、切るか、へし折るか
おろすか、切るか、へし折るか おろすか、切るか、へし折るか⑤ 前ページ 夜9時。 幽霊もそろそろ呻く頃合いかと、僕は再び現場へと向かった。 車を依頼主のアパートの横へ止めさせてもらい、僕は墓地へと向かう。 墓地の周辺まで来ると、声が聞こえた... 2022.12.22 おろすか、切るか、へし折るか
おろすか、切るか、へし折るか おろすか、切るか、へし折るか④ 前ページ 現場に入る前に、僕は依頼主と会う約束をしていた。直接、状況を聞いておきたいし、前金も受け取っておきたい。 現場の墓地の前で、夕方に待ち合わせた。 僕が到着すると、既に依頼主と思... 2022.12.22 おろすか、切るか、へし折るか
おろすか、切るか、へし折るか おろすか、切るか、へし折るか③ 前ページ 少し、依頼主とメールでやり取りをした。 会話を重ねると、少なくともまともな人間には思えてくる。 少なくとも文面上では礼儀正しく、腰も低い。 僕はその依頼主が頭のおかしい... 2022.12.21 おろすか、切るか、へし折るか
おろすか、切るか、へし折るか おろすか、切るか、へし折るか② 前ページ 僕には昔から霊感がある。 霊感というか、幽霊と話が出来る。 僕の祖母も幽霊と話せたらしく、生前は霊媒師を生業にしていたので、もしかしたら遺伝的なものなのかもしれない。 むしろ考え... 2022.12.19 おろすか、切るか、へし折るか
おろすか、切るか、へし折るか おろすか、切るか、へし折るか① 他作品へ 「医者を呼んでくれ!」 ……そう言われても、僕も困る。 「なんでもいいから医者を呼べ!」 困惑していると、更に言葉を重ねられた。 しかし僕はどうした... 2022.12.19 おろすか、切るか、へし折るか
七人の老師 七人の老師⑪(終) 前ページ やがて公園の砂塵は立ち消え、かつてロボットだったものの残骸が姿を現す。 ロボットは負けた。少年達の夢は、ミサイルという非人道的な科学の前にひれ伏した。 タダシはもう、何もかもが嫌になった... 2022.12.18 七人の老師
七人の老師 七人の老師⑩ 前ページ カッコいい。 現れた人型巨大ロボットにタダシは眼を輝かせた。全ての少年がかつて憧れた巨大ロボット。それが今、タダシの目の前に降り立ったのだ。 アパートの3階から見つめるタダシと... 2022.12.17 七人の老師
七人の老師 七人の老師⑨ 前ページ 戦車対ロケットランチャー。 勝てるのか、ロケラン老師は。 タダシは先の戦いでの火力に魅せられていた。戦車がいかに堅牢であろうとも、全てを殲滅させる圧倒的な力を、ロケッ... 2022.12.16 七人の老師
七人の老師 七人の老師⑧ 前ページ 初めて見る実物のロケットランチャーに、タダシは興奮していた。今までゲームの世界でしか見たことのないそれがそこにある。それだけでタダシは嬉しくなった。どうせこの2人も戦うのだろうから、ロケットランチャー老... 2022.12.15 七人の老師